過去に甥(おい)の殺人事件の弁護を担当し遺族に訴訟を起こされた韓国野党「共に民主党」のイ・ジェミョン(李在明)代表の1審宣告結果が12日出される。

ソウル中央地方裁判所はきょう午前10時、遺族のAさんが李代表を相手に起こした損害賠償請求訴訟の1審宣告期日を開く。

これに先立ち、李代表は2006年に甥が犯した殺人事件の1・2審弁護を担当した。李代表は大統領選挙期間だった2021年11月にこの事実が明るみになると、「(甥が)デートDVの重犯罪を犯したが、弁護士を選任する余裕がなく、一家の中で唯一の弁護士である私が弁論を担当するしかなかった」と釈明した。

その後、Aさんは李代表の「デートDV」という表現に精神的苦痛を受けたとし、1億ウォン(約1058万円)の損害賠償を請求する訴訟を提起した。

李代表は裁判の過程で訴訟代理人を通じAさんに謝罪しながらも、「当時の発言は『デートDV』ではなく『デートDV重犯罪』という表現で、事件を歪曲(わいきょく)したことはなく、名誉毀損(きそん)は成立しない」と主張した。
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