ハン・ドクス(韓悳洙)首相は10日、セジョン(世宗)首相公館で開かれた出入り記者団との夕食懇談会で、「来週からは(室内マスク義務解除のための)専門家の議論を開始する」と述べた。
政府は先月23日、△感染者発生の安定化、△重症・死亡者発生の減少、△安定的な医療対応力、△高危険群の免疫獲得などの4つの指標のうち2つ以上を満たす場合には、中央災難安全対策本部会議を経て「1段階」室内マスク義務を解除すると予告した。
新規感染者が以前より減少し医療対応能力も維持されており、すでに2つの条件を満たした状態だ。しかし中国からの感染者が急増したことで、室内マスクの義務解除はまだ早いという懸念も出ている。
韓首相は、「(マスク義務解除のための条件は)満たしたということは出ている」とし、「中国がこのような状況で、われわれが(マスクを)外しても大丈夫かどうかということを議論する」と話した。
ただ、韓首相はマスクの義務解除をめぐり中国との関係など政治的な要素は考慮しないと強調した。
中国が韓国人に対する短期ビザの発給を全面中断したことが報復的ではないのかとの質問には、「報復とはみられない」と答えた。
韓首相は、「前回(中国からの入国者に対する防疫強化など)そのようなことを決定する際、中国政府に十分な釈明をするよう外交部(外務省に相当)に指示した」とし、「(中国と)疎通を続けている」と話した。
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