駐韓中国大使館は10日、ソーシャルメディア(SNS)ウィチャット(WeChat)公式アカウントを通じて「中国国内指針に基づき、本日から在韓中国大使館および総領事館は、訪問、商業貿易、観光、医療および一般個人事情を含む韓国国民中国訪問短期ビザ発給を中断する」とし「上記措置は、韓国の中国に対する差別的入国制限解除の可否によって調整される予定」と明らかにした。
前日、秦剛新任外交部長(長官)は、パク・ジン外交部長官との最初の通話で、最近中国からの入国者に対する韓国の臨時制限措置について懸念を表明し、客観的かつ科学的な態度を取ることを要請すると述べた。就任祝い挨拶を兼ねた両国外交長官間の最初の通話で、中国側が、立場が交錯する敏感な事案について言及し、この内容を中国外交部が発表文に含めたのは異例である。
これに対して韓国政府は「中国からの入国者対象防疫強化措置は、科学的で客観的な根拠に基づき下した措置として、国際社会とクリアに情報を共有し、中国側とも事前にコミュニケーションを図った」とし「われわれの立場を、外交チャンネルを通じてはっきりとコミュニケーション交わした」と述べた。
中国は新型コロナウイルス感染者が急増している中、突然「ウィズコロナ」に転換し、最近韓国を含む主要国は、中国からの入国者に対する防疫を強化した。韓国は今月末まで、中国内公館で短期ビザ発行と中国発便の追加増便を制限した。また、2月末まで中国からの入国者に対して、入国前48時間以内にPCRあるいは24時間以内の迅速抗原検査陰性証明提出とともに、入国後PCR検査を義務化した。
これに対して中国側は、外交報道官定例会見を通じて、各国の防疫措置に反発し「相応する措置」を取ると警告していた。
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