マンションに「違法薬局」を開いていた外国人…医薬品を実勢価格より15%ほど割高で販売=韓国報道(画像提供:wowkorea)
マンションに「違法薬局」を開いていた外国人…医薬品を実勢価格より15%ほど割高で販売=韓国報道(画像提供:wowkorea)
マンションの中に無許可の薬局を開設し、不法滞在者など外国人を相手に医薬品を実勢価格より高く販売していたグループが警察に逮捕された。

キョンサンナムド(慶尚南道)警察庁広域捜査隊国際犯罪捜査係は9日、オンラインで医薬品を違法販売した疑い(薬剤師法違反)で、20代のタイ人A容疑者を逮捕し、薬を供給していた薬剤師やブローカーなど12人を在宅起訴したと発表した。

A容疑者らは2021年4月から2022年7月まで、慶尚南道キメ(金海)市のあるマンションで無登録で薬局を開設し、SNSなどを通じて韓国国内に在住する外国人を相手に違法に医薬品を販売していた疑いが持たれている。

容疑者らは不法滞在者と言語疎通が難しい外国人が、病院や薬局で診療および医薬品の購入が難しい点を利用した。

A容疑者らは風邪薬や消化剤などの一般医薬品はもちろん、医師の処方箋が必要な専門医薬品など約100種類の医薬品を陳列棚に並べていた。さらにインターネットのブログやSNSなどで広告を行い、代金の入金確認後に医薬品を宅配で送る方式を取っていた。

A容疑者は一般の薬局やブローカーなどを通じて医薬品を購入し、実勢価格より10%から15%ほど高く薬を販売していた。

警察は医薬品7465点を押収し、国内に滞在する外国人の間で違法に流通している医薬品に対する捜査を拡大する方針だ。

警察の関係者は「医師の処方箋と薬剤師の指導なしにインターネットで医薬品を購入することは非常に危険な行為」とし、「外国人を対象にこれらの違法行為の取り締まりを続ける」と述べた。
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