ブルームバーグ通信は、スエズ運河の通航を管理する「レス・エージェンシーズ」を引用して、同日にマーシャル諸島船籍のバルク船「グローリー(Glory)」が運河を通過する途中、座礁したと報じた。この船は先月25日、ウクライナを出発して中国に向かう途中だった。
現在、この船が座礁した具体的な原因は確認されていない。ただし、ブルームバーグ通信は前日の悪天候によって流れが強まった点を言及した。
スエズ運河はアジアとヨーロッパをつなぐ重要な海上経路だ。2021年基準で全世界におけるコンテナ物流量の30%がスエズ運河を経由している。スエズ運河の代わりにアフリカ大陸を迂回する経路を選べば、航海期間が1週間ほど延びるためだ。
2021年にはコンテナ船の「エバーギブン号」が座礁し、11日間にわたってスエズ運河がまひした。エジプト政府は運河のまひによる損失を10億ドル(約1,325億円)と推算した。
今回座礁した船の船体の長さは225メートルで、運河の幅(300メートル)より狭い。スエズ運河庁の庁長は「(船の座礁にもかかわらず)他の船舶の航海には影響がない」と現地メディアの「アル=アラビーヤ」に話した。「レス・エージェンシーズ」は現地時間午前11時ごろ、運航が完全に正常化するものと予想している。
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