韓国　きょうのニュース（１月４日）

◇尹大統領「北が再び領土侵犯すれば軍事合意の効力停止検討」　尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領は４日、昨年末に北朝鮮の無人機が韓国に侵入したことについて、北朝鮮が再び韓国の領土を侵犯する場合、南北軍事合意の効力停止を検討するよう指示した。非公開で開かれた会議で国家安保室や国防部などから無人機の対応戦力に関する報告を受けて指示した。尹大統領は李鐘燮（イ・ジョンソプ）国防部長官に対し、監視・偵察や電子戦など多目的任務を遂行するドローン部隊を創設し、探知が困難な小型ドローンを年内に大量生産できるシステムを構築するよう指示。年内にステルス無人機を生産できるよう開発を加速させることも指示した。◇海外から入国したコロナ感染者　４２%が中国から　中国で新型コロナウイルスの感染者が急増する中、この１週間に海外から入国後に感染が確認された人のうち中国から入国した人の割合が４０%を上回ったことが分かった。疾病管理庁によると、先月２９日から今月４日までの１週間で海外から入国後に感染が確認された５８７人のうち、４１．９%に当たる２４６人が中国からの入国者だった。中国から入国後に感染が確認された人の割合は昨年１１月には１．１%にとどまっていたが、中国の感染状況が悪化した１２月には約１７%に上昇した。◇警察トップ　雑踏事故当日の飲酒認める　ソウルの梨泰院で１５９人が亡くなった雑踏事故を巡り、事故の真相解明などに取り組む国会の国政調査特別委員会が１回目の聴聞会を開いた。出席した警察トップの尹熙根（ユン・ヒグン）警察庁長は、土曜日だった事故当日に地方へ登山に出かけて酒を飲んでいたことを認めた。警察によると、尹氏は事故が起きた昨年１０月２９日、休日だったことから知人らと中部・忠清北道堤川市の山に登り、午後１１時ごろ付近のキャンプ場で就寝した。事故発生時刻から４５分が過ぎていたにもかかわらず尹氏が何の措置も取らず就寝したことが判明し、酒に酔っていたため事故発生に気づけなかったとの疑惑が浮上していた。◇ＷＢＣの韓国代表メンバー発表　大リーガー３人も　韓国野球委員会（ＫＢＯ）事務局は４日、３月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）の代表メンバーを発表した。米大リーグ最高の二塁手とされる韓国系のトミー・エドマン内野手（カージナルス）のほか金河成（キム・ハソン）内野手（パドレス）、崔志萬（チェ・ジマン）内野手（パイレーツ）のメジャーリーガー３人が入った。代表は韓国リーグの２７人を合わせた計３０人。韓国代表は１次ラウンドで日本のいるプールＢに入った。日本とは２戦目（３月１０日）に対戦する。