韓国防疫当局によると、同日午後5時基準でインチョン(仁川)空港に到着する中国発航空便の入国者に対するPCR検査の結果、106人のうち13人が陽性判定を受けた。
この日、中国を出発して仁川空港に到着した航空便は計9便で、予約乗客は1092人だった。入国予定の9便のうち8便に対する入国者718人のうち208人に対する検査が行われ、このうち検査結果が出た106人のうち13人が陽性判定を受けて、陽性率は12.3%となった。中国からの入国者は韓国人が269人、外国人が449人だった。
有症状者は12人で、このうち1人が陽性判定を受けて、残りの11人は検査結果を待っている。中国からの入国者は空港の検疫段階で有症状者に分類されれば、検疫所で検体を採取した後、隔離施設で待機しなければならない。
無症状者の場合も、90日以下の短期滞在目的の外国人は、仁川空港の入国ゲートの外に設けられた検査センターで直ちに自費で検査を受けなければならない。また、90日を超える長期滞在目的の外国人と韓国人は1日以内に居住地近くの保健所でPCR検査を受けなければならない。検査を受けた人たちは結果が出るまでの4~5時間を空港内の別の空間で待機し、陽性結果が出た短期滞在目的の外国人は当局が用意した臨時在宅施設で7日間隔離することになる。
防疫当局はこの日、中国からの入国者に対する検査のために、仁川空港第1・2ターミナルに計3か所の検査センターを運営した。1日最大550人に対して検査が可能だ。
中国から船で入国した人々も検査対象となる。全国11の港湾検疫所で船舶検疫を行っているが、前日基準で中国からの船舶は計65便だった。
このような状態が続けば、隔離施設の追加確保が必要となる見通しだ。政府は現在、1日平均130人まで収容可能な施設を用意しており、今後300人程度の隔離が可能な予備施設を追加で確保する計画であると明らかにしている。入国者に対する陽性率が現在の水準を維持する場合、1日平均隔離施設の収容人員が不足するものと予想される。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 99