在韓中国人がソウルで「白紙デモ」…「全体主義反対」(画像提供:wowkorea)
在韓中国人がソウルで「白紙デモ」…「全体主義反対」(画像提供:wowkorea)
留学生など在韓中国人が31日、ソウルのテリム(大林)洞で、中国の厳しい防疫措置に抗議する「白紙デモ」を行った。

 中国人留学生と在韓国際人権連帯の会員らは同日午後、ソウル・ヨンドゥンポ(永登浦)区の大林駅前でデモ集会を開催。「中国やイラン、ロシアなど世界の多くの地域で、私たちは全体主義政府と暴力的な統治に直面している」と述べた。

 この日の集会現場には「自由中国、私たちの義務」と書かれた旗と共に、中国政府に反対するという意味で、中国国旗である五星紅旗の代わりに、白地に黒い星を描いた旗が登場した。五星紅旗は赤地に黄色い星が刻まれている。

 デモ参加者は「中国の民主主義と人権運動を支持するため、私たちは韓国で2023年人権運動の出発のために集まった。白い中国旗は民主主義を叫ぶ、より多くの場所で登場するだろう」と主張した。

 最近、韓国では中国政府の秘密警察署運営疑惑が浮上。そうした中で、国内中国人留学生たちは11月30日と12月10日にも、ホンデイック(弘大入口)駅とミョンドン(明洞)の駐韓中国大使館前で白紙デモを行った。

 中国の白紙デモは11月24日、10人が死亡し、9人の負傷者が発生した新疆ウイグル地域のウルムチ市で高層マンションの火災以後、多くの地域で抗議デモが広がっている。新型コロナウイルス感染症の防疫で封鎖したため、火災が適時に鎮火できなかったという主張が広がり、これに抗議するデモが始まった。
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