中国・湖南省のマッサージ店、男性客が女性スタッフにセクハラ…「おじが市長だ」と叫び波紋＝中国報道

中国・湖南（こなん）省のフットマッサージ店で、男性客らが店員に対しセクハラや暴行をはたらく様子が映った動画がネット上に公開、拡散され、男たちの言動が物議をかもしている。

事件が発生したのは12月16日午後2時ごろ。容疑者の董某（35、無職）と劉某（38、飲食店勤務）が知り合いの男2人を連れ株洲（しゅしゅう）市にあるフットマッサージ店に来店した。

4人は飲酒後に同店を訪れており、董某がマッサージを行っていた女性スタッフに抱きつくなどのセクハラ行為をし、他3人も店員に暴行をはたらいた。董某らが暴れたことにより店員2人が負傷、室内の物品が破損するなどした。

ネット上に公開された動画には、劉某が「おじが市長だ」と叫んでいる姿が映っている。また、当時董某も「いとこが現地警察官だ」と言っていたことが伝えられ波紋を呼んだ。

これに対し現地の警察は30日、現在4人を刑事拘留していることを伝えると共に、彼らが叫んだ内容は「虚偽の発言であった」と発表した。今後さらに詳しく調査が進められる。

暴行を受けた店員は頭部や腰に打撲を負い、セクハラを受けた女性スタッフは精神的ショックで出勤できていないという。店側は男たちからの謝罪と賠償を求めている。