尹大統領はこの日、火災事故の報告を受けた後「行政安全部および保健福祉部長官を中心に追加の人命被害が発生しないよう、事故現場の捜索を徹底的に実施し、救助された方たちに対する医療措置に万全を期すべきだ」と要請したとイ・ジェミョン大統領室副報道官がブリーフィングを通じて伝えた。
また「被害原因を徹底的に分析し、同様の事故が発生しないよう、再発防止対策を徹底的に準備するのはもちろん、国土交通部長官などは防音トンネルなど、類似施設に対する緊急点検を実施せよ」と注文した。
この日の午後1時49分、京畿道果川市カルヒョン(葛峴)洞の第2京仁高速道路プクウィワン(北義王)IC近くの防音トンネル区間で発生した火災で、午後5時30分時点で5人が死亡し、29人が負傷した。重傷者3人、軽傷者34人は近くの病院に搬送されている。負傷の原因は顔面部のやけどと煙の吸入などだ。
消防庁はこの日、火災発生原因として廃棄物収集トラックから単独で火災が発生したと発表した。トラックから発生した火が防音トンネルに燃え移り、あっという間に広がったと消防当局は見ている。死者はこの周辺を通っていた車から出た。乗用車2台から各1人、また別の乗用車1台から2人、SUV車1台から1人である。
消防当局は火災規模が大きいと判断し、通報受付20分後の午後2時11分ごろ、対応1段階を発令した。続いて10分後の午後2時22分ごろ、対応2段階に警報令を上方修正した。大火は火災発生1時間30分ほど後の午後3時18分に鎮火され、午後4時12分ごろに火災は完全に鎮圧された。
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