左から朴智元氏、徐薫氏、徐旭氏(資料写真)=(聯合ニュース)
左から朴智元氏、徐薫氏、徐旭氏(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)前政権期に黄海上で起きた北朝鮮軍による韓国男性公務員の射殺事件で、ソウル中央地検は29日、関連諜報(ちょうほう)の削除を指示したとして、公用電子記録など損傷の罪などで情報機関・国家情報院の朴智元(パク・ジウォン)前院長と徐旭(ソ・ウク)前国防部長官を在宅起訴した。

 朴氏は事件翌日の2020年9月23日、国家情報院の職員に関連諜報と報告書を削除するよう指示した罪に問われている。徐氏も国防部の職員に対し、関連諜報を削除させたほか、男性が自らの意思で北朝鮮に渡ったとする虚偽の報告書と発表資料を作成させた罪に問われている。

 監査院の監査結果によると、20年9月23日に開かれた関係閣僚会議の直後、国家情報院で削除された諜報と報告書は46件、国防部の軍事情報統合処理システムから削除されたのは60件だ。

 検察は朴氏と徐氏に諜報の削除を指示したなどとして、今月9日に職権乱用権利行使妨害の罪で起訴した徐薫(ソ・フン)前国家安保室長に対しては捜査を続ける方針だ。


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