チョ・ギュホン(チョ圭鴻)保健福祉相(中央災難安全対策本部第1次長)は28日、新型コロナに関する会議を開き、中国で最近新型コロナの感染者が急増していることについて「政府は中国内に新型コロナが拡散しても、風邪薬など国内における物資の受給と防疫管理に問題が生じないよう、関連状況を綿密にモニタリングしながら措置をすみやかにとっていく」と語った。
米ブルームバーグ通信などによると、中国の国家衛生健康委員会は先週の会議で「一日の新規感染数を、最大で3700万人まで推算した」という。国家衛生健康委員会は中国国務院(内閣)傘下の機関であり、委員長は大臣級で中国内の防疫における事実上の司令塔である。
しかも中国政府は今月25日から、一日ごとの新型コロナ感染統計の発表を中断した状態である。
このことに対し、岸田文雄首相は前日「中国を対象に入国規制を強化する」と明らかにした。去る10月11日「入国時における新型コロナ検査を撤廃した」日本は、中国からの入国者にかぎっては「入国時の検査を適用した」ということだ。
一方、チョ保健福祉相は、日本政府のような「入国規制」について言及することはなかった。そのかわりチョ保健福祉相は「中国からの入国者に対しては、症状がある場合、同伴者に対する検査と発熱基準を37.5度から37.3度に強化する」と説明した。これは日本に比べ、なんとも弱腰な対応である。
さらには、韓国内の感染も安定していない状況だ。チョ保健福祉相は「感染再生産指数は1.04で10週連続1を超えた中、今日の感染者は8万7000人台を記録した」とし「先週における一日平均の感染者数は6万7000人で、前週より3.5%増加している」と語った。
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