一方、北朝鮮無人機の侵入時に国家安全保障会議(NSC)を招集しなかったことについて、大統領室高官は「NSCを開く状況ではなく、必要もなかった」と説明。NSCの代わりに27日午前に国家安保室長主宰の緊急安保状況点検会議を開いたことを挙げ、同会議で無人機への対応策などを詳細に議論したと強調した。
安保状況点検会議には国防部長官や軍合同参謀本部議長、国家安保室の関係者らが出席する一方、NSCには統一部や外交部の長官や情報機関・国家情報院の院長らも幅広く出席する。高官は「軍事部門に限定した会議でまず対応策を整える方が効果的だと判断した」と述べた。
北朝鮮は26日、無人機5機を韓国の領空に飛ばした。韓国軍は撃墜できず、無人機は5時間あまり、ソウルとその近郊の江華、坡州の上空を飛行した。
軍は対抗措置として北朝鮮上空に偵察機を飛ばした。無人偵察機2機が南北軍事境界線を越え、有人偵察機も2018年の南北軍事合意で取り決めた飛行禁止区域を越えて境界線近くまで飛行したとされる。
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