中国、新型コロナ感染拡大の影響は学校にも…各地で試験延期・冬休み前倒し＝中国報道

中国各地で新型コロナウイルスの感染が拡大する中、学校では期末試験の時期を迎え、多くの都市で試験期間及び冬休み期間の調整が行われている。

四川省成都市は市全域の幼稚園、小学校、中学1・2年生は12月30日から、高校1・2年生は2023年1月9日から冬休みに入ると伝えた。中学3年生と高校3年生はカリキュラム通り授業を進め、1月16日から冬休みとなる。

学年ごとの試験に関しては、小学生、中学1・2年生は今学期末に期末試験は行わず、2023年に新学期が始まった後に各学校で生徒の学習状況を判断するよう通知した。高校1・2年生の試験も冬休み明け後の新学期に延期された。

成都市当局の代表者は、現在新型コロナウイルスに感染している教員や学生の数も多く、感染後の回復にも時間がかかっているとし、学校内の人員の健康を保護するため「試験期間及び冬休み期間を調整することに決めた」と話した。

浙江（せっこう）省杭州（こうしゅう）市は中学1・2年生の期末試験は実施せず、中学3年生の期末試験は次の学期まで延期すると通知した。

上海市は19日から中学3年生、高校3年生以外の学年の授業をオンライン授業に切り替えている。また、小学生の期末試験は実施しないとした。