「梨泰院ドクターカー乗車」韓国議員、告発される(画像提供:wowkorea)
「梨泰院ドクターカー乗車」韓国議員、告発される(画像提供:wowkorea)
韓国のイテウォン(梨泰院)事故当日、現場救助に投入された「ドクターカー」が「共に民主党」のシン・ヒョンヨン議員を乗せたことで「現場到着が遅れた」との疑惑が提起された中、シン議員が20日、警察に告発された。

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 庶民民生対策委員会(庶民委員会)はこの日午前、シン議員を職権乱用、公務執行妨害、強要、応急医療法違反などの疑いでソウル警察庁に告発状を出した。

 庶民委員会は「自分の医政活動手段として事故現場統制地域にたやすく接近するため、明知病院DMAT(災害医療支援チーム)ドクターカーを利用したという合理的な疑いを抱かせる」と告発理由を説明した。

 前日、国民の力のイ・ジョンソン議員が保健福祉部(部は省に相当)から受け取った「災難拠点病院DMAT別出動時間」資料によると、梨泰院事故当日、明知病院DMATが出動要請を受けて現場に到着するまでにかかった時間は54分(25キロ)で、同じ距離を走行した他のDMATより20~30分ほど遅れて到着したことがわかった。彼らは出動途中、ソウル市内で元医者のシン議員を乗せて、シン議員は医療チームと共に現場に到着して救急活動をおこなった。

 疑惑をめぐり、国民の力は政治的攻勢を続けている。

 国民の力のチャン・ドンヒョク院内報道官は前日「本人の政治的ゴールデンタイムのために犠牲者のゴールデンタイムを奪った」とし「議員職を辞めることを願う」と述べた。

 シン議員は20日午前、梨泰院事故国政調査特別委員会の委員職から退く考えを明らかにした。

 シン議員は19日、BBSラジオで「国会議員資格ではなく、救急医療チームの一員として、医師として行ってこそ現場で役に立つという考えを持っていた」とし、「DMATのように動きながら移動する過程で状況を点検し、現場に投入されるのが最も現場収拾には役立つと判断した」と釈明した。

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