中国、コロナの拡散に500万人が受験する大学院試験が防疫非常事態=韓国報道(画像提供:wowkorea)
中国、コロナの拡散に500万人が受験する大学院試験が防疫非常事態=韓国報道(画像提供:wowkorea)
中国で新型コロナウイルス感染症が拡散する中、500万人が受験する大学院進学試験が迫り、防疫当局が非常事態になった。

18日、ポンハイ(澎湃)新聞などの現地メディアによると、中国教育当局はコロナの拡散にも来年度の大学院生募集試験を予定どおり24~26日、中国全域で実施することにした。

今回の試験受験者は、コロナの拡散による景気低迷の影響で就職難が深刻化し、歴代初めて500万人を超えるものと教育関連機関が推定した。これは今年の大学卒業者(1164万人)の半分に近い数値である。

しかし、防疫緩和後、コロナ感染と推定される発熱患者が急増し、遺伝子増幅(PCR)検査が中断され、コロナ感染症の感染者を特定できない状況で、大規模な人員が臨む試験を実施すると、交差感染が発生する恐れがあるとの懸念が高まっている。

地方自治体は今回の試験を契機に、コロナが社会的に広がることを遮断するため、試験前に他の人との接触を控えるなど、防疫守則を遵守するよう受験生に要求した。また、コロナ感染者と未感染者を分離して試験を行うことにした。

河南省は受験生たちが19日と22日の2回、迅速抗原検査やPCR検査を行い、スマートフォンのアプリで報告するようにした。試験当日にも検査結果書を携帯して試験場に入るようにした。検査結果によって、感染者と未感染者は異なる教室に割り当てられ、試験を受けることになる。

湖南省と陝西省などの大部分の地域も試験日48~72時間以内に一度PCR検査を行い、結果を報告するようにして受験の教室を分けることにした。試験当日、体温を測定した後、37.3度以上の受験生は別途の場所で試験を受けるようにした。

これに先立ち、中国では7日、追加防疫緩和措置以後のPCR検査陰性証明義務化が廃止され、PCR検査所運営もほとんどが取りやめになった。一部では、このような防疫措置では感染者と未感染者の接触を完全に分けられないため、コロナの拡散を遮断するのは難しい可能性があるとの観測が出ている。

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