グロッシ氏(左)と会談する朴氏=15日、ソウル(聯合ニュース)
グロッシ氏(左)と会談する朴氏=15日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の朴振(パク・ジン)外交部長官は15日、国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長と同部庁舎で会談し、北朝鮮に対する監視活動や東京電力福島第1原子力発電所の処理済み汚染水の海洋放出問題などでの協力について協議した。 朴氏は「北の完全な非核化に向け韓国とIAEAが協力を続けることを期待する」と述べた。福島原発の海洋放出問題に関しては「IAEAの安全基準など国際基準に合致し、科学的、客観的に安全な方式で処理されなければならない」と強調。そのためにIAEAの検討の過程やモニタリングに韓国の専門家と研究機関が参加を続けることを要請した。 これに対しグロッシ氏は、北朝鮮の核開発計画や福島原発の処理水放出問題などIAEAと韓国が協力する重要課題が多いと強調。海洋放出に関して「韓国の専門家と機関が積極的に参加し、われわれと協力している」と言及した。 グロッシ氏は14日、就任後初めて韓国を訪問した。IAEA事務局長の訪韓は2017年9月の天野之弥氏以来となる。
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