‘国民の中で傾聴ツアー’という名称で行われた李代表の天安訪問は民生経済現場で生の民心を聞き、来年度予算案と党の主要立法事項などを直接説明するという趣旨で企画された。
李代表は市場の演壇に上がり「最近『私がこの話をして捕まるのではないか』、『この話をして家宅捜索されるのではないか』と恐れている方たちが多い。民主主義が窒息し、われわれの社会に恐怖感が漂っている」と述べた。
さらに共に民主党が‘超富裕層減税’と指摘してきた政府の新年予算案などを強く批判した。
李代表は「韓国経済が難しくなった理由は不平等、両極化のためではないか。先進国は税金を少なく払って多くのお金を稼いだ企業に対しては、横財税という税金まで徴収しているのに、大韓民国政府はなぜ3000億ウォン(約315億円)以上の営業利益を出す超大企業に対する税金だけ減免するのか」と問い詰めた。
続いて「『抑強扶弱』(強者を抑えて弱者を助ける)でみんなが共に生きる世の中を作るのが政府の役割である。今の政府はひたすら多数の弱者は死のうが死ぬまいが関係なく、力強くたくさん持っている超大企業、スーパーリッチたちだけのために働いている」と述べた。
一方、李代表は市場内の商店で地域愛商品券を使って豆腐を買い、ピンデトック店でお客とマッコルリを飲みながら「経済を立て直そう」と乾杯をするなど、市民とスキンシップも図った。
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