情報通信部の陳大済(チン・デジェ)長官は14日、アジア太平洋経済協力会議(APEC)でのワイブロ(携帯インターネット)試験運用開通式に出席した後の記者懇談会で、「米国電気電子学会(IEEE)が9月に台湾で行った会議で最終票決された、ワイブロ技術を多数反映した携帯インターネットの技術標準802.16eを完成した」と述べた。12月ごろにこれらの内容を示した技術標準が冊子の形で公式に発刊される予定だという。
 これによりワイブロは、今後全世界で携帯インターネット端末機とネットワーキング技術の標準として確定され、第3.5世代移動通信市場を韓国の技術でリードすることになった。特に、KTやサムスン電子など国内企業がリードするワイブロ技術が、インテル主導の「モバイルWiMAX」より一歩進んだ技術競争力を認められ商用サービスに導入されることで、関連産業の活性化と市場の先取りにおいても有利な位置を確保した。

 これに関連し、情報通信部の趙東浩(チョ・ドンホ)次世代移動通信プロジェクトマネージャーは、「ワイブロでの端末機・ネットワーキング基盤と他国間の互換を可能とする義務条項(プロファイル)も、12月ごろWiMAXフォーラムで確定される予定」と話した。WiMAXフォーラムは、KTやサムスン電子など国内企業が主導しているもの。12月以降はワイブロが全世界で互換可能な基盤を備えると期待される。


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