韓国のイ・サンミン(李祥敏)行政安全相(画像提供:wowkorea)
韓国のイ・サンミン(李祥敏)行政安全相(画像提供:wowkorea)
韓国与党“国民の力”は、野党“共に民主党”(民主党)の主導で国会本会議を通過した “イ・サンミン(李祥敏)行政安全相への解任建議案”について「想像により書かれた創作小説だ」と非難した。

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与党はまた「行政安全相が実質的に警察を指揮する警察局の新設は民主党の反対により失敗し、そのため行政安全相が適切に警察に対して指揮・監督を行使することはできないのが現実だ」と批判した。

与党は11日の午後、報道官を通じて論評を出し「民主党が提出した “行政安全相解任建議案”こそ創作小説だ。調査もする前に想像だけで書かれた多様なことだ」とし「ハロウィン祝祭に関して、行政安全相は事前に何の報告も受けてはいなかった」と強調した。

また報道官は「災難安全基本法上、災難状況の発生時において警察庁長が報告する義務のある機関に行政安全部(内務省に相当)は含まれていない」とし「特に事故発生前、“イテウォン(梨泰院)転倒”懸念に関する通報は、ソウル庁112情報管理官・ヨンサン(龍山)警察署長など警察指揮部にさえ報告されていなかった。状況報告も受けていない行政安全相に『なぜ必要な措置をとらなかったのか』と責めることは、つじつまが合わないことだ」と批判した。

つづけて「『警察局の新設により、イ行政安全相には警察を指揮・監督する権限と責任がある』と主張することも “天につばを吐く”ようなことだ」とし「ことしの6月に行政安全相は『政府組織法上、警察の業務がきちんと遂行されているかを確認し指揮・監督する権限がある』と言及した。これにより実質的な権限行使のための警察局新設は推進されたが、民主党の猛烈な反対により失敗した」と強調した。

つづけて「現行の法令上、警察局が実行できることは、治安とはまったく関係のない人事提請・警察支援業務にとどまり、行政安全相は一般治安業務に関する警察への指揮・監督権を行使できない状況だ」と伝えた。

報道官は「『警察の特別捜査本部による梨泰院惨事への捜査が、第一線の警察官・消防士にとどまっている』と批判し、まるで捜査の不十分さが行政安全相の責任のように主張しているが、特別捜査本部は警察庁長の指揮・監督さえ受けていない独立的な捜査機関で、さらに現行法上、個別の事件の捜査に関して行政安全相の介入はまったく不可能だ」と強調した。

報道官は「民主党のねじ曲げ・ねじ込み・上塗り・強引さに、国民たちはこれ以上だまされないだろう。そして名分のない解任建議案に対しても、国民たちは首を横に振るだろう」と主張した。

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