韓国統計庁は9日、「2021年運輸業調査結果(暫定)」を発表。これによると、運輸業の21年度売上高は193兆3000億ウォン(約20兆2000億円)で、前年より27.6%(41兆8000億ウォン/約4兆3700億円)増加した。これは1981年(32.8%)以来最大の増加幅だ。
同庁では輸出入の増加などで物流量が多くなっただけでなく、宅配などの生活に関連した物流の需要が増加し、運輸業全体の売上高を押し上げたと説明した。
新型コロナウイルス感染症の影響で景気が打撃を受けた2020年より、経済の環境が改善された結果だ。
運輸業の企業数は57万5000社、従事者数は131万2000人で、それぞれ1年前より4.2%(2万3000社)、4.5%(5万6000人)増えた。
運輸業の企業数は2019年(56万3000社)より2.2%多く、新型コロナが流行する以前の水準を回復した。
業種別に見ると、水上運送業の売上高が46兆5000億ウォン(約4兆8700億円)で、1年前より18兆1000億ウォン(約1兆9000億円/63.5%)増加している。
同庁によると、企業数(14.9%減)と従事者数(5.1%減)は減ったものの、海上での物流量増加と運賃の上昇で、実績が大きく改善されたという。
保管・荷役等の倉庫および運送関連サービス業(34.1%)、陸上運送業(10.7%)、航空運送業(16.8%)など他業種の売上高も増加した。
ただ、コロナ禍で海外旅行の需要が減り、航空旅客の売上高は3兆8000億ウォン(約4000億円)と、前年より31.4%減少。運輸業全体の営業費用は168兆2000億ウォン(約17兆6000億円)で、前年より17.9%増えた。
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