独島初の不在者投票=13日、独島(聯合)
独島初の不在者投票=13日、独島(聯合)
「独島で初の大統領選挙投票が行われ感無量。ここがまさしく韓国領だと実感しました」――。

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慶尚北道鬱陵郡・独島の東島で13日に初の大統領選不在者投票が実施され、独島住民のキム・ソンドさん、キム・シンヨルさん夫妻をはじめ、独島を守る警察警備隊員、海洋警察隊警備艦の乗組員、航路標識管理所職員ら100人余りがそれぞれ1票を投じた。キムさん夫婦は普段は独島西島の漁民宿所で暮らしているが、昨年シンヨルさんが腰を痛めたことから、冬は鬱陵島で暮らしている。キムさん夫婦と参観者らを乗せた警備艦は同日明け方に鬱陵島の港から独島に向かい、万一に備えていたヘリコプターも難なくヘリポートに着陸した。

 船着場には慶尚北道の選挙管理委員会により不在者投票所と臨時の投票本部が設置され、午前10時になると同時に投票本部前で独島警備隊員やキムさん夫婦ら不在者投票申告者が集まるなか、記念行事が行われた。行事では、大学生らで構成された独島アカデミーの会員らが「わが領土の独島で実施した大統領選挙投票に参加したという自負心を持ち、日本の領土侵奪の野望を国際社会に知らしめる」とする決議文を朗読した。続いて参加者らは、独島をテーマにした楽曲「独島はわが領土」を合唱し、たこ100枚をつなげて作った大型のたこ「独島愛」を揚げた。

 投票を終えたキム・ソンドさんは、「昨年の地方選挙でもここで投票したが、5年間にわたり国を導く指導者を選ぶ選挙だけに、一層感無量だ」と語った。独島警備隊に所属する22歳のノイ・サンホさんは、「生まれて初めての大統領選挙投票を、ほかでもない独島で行い感激した。忘れられない思い出になるだろう」と話している。

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