LG化学が忠清南道に熱分解油工場を新設へ、3100億ウォンを投資=韓国(画像提供:wowkorea)
LG化学が忠清南道に熱分解油工場を新設へ、3100億ウォンを投資=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国最大の総合化学メーカー「LG化学」は2024年までに約3100億ウォン(約327億円)を投資し、チュンチョンナムド(忠清南道)タンジン(唐津)市所在のソクムン(石門)国立工業団地に、プラスチックの再利用システム構築に向けた熱分解油工場と、次世代の断熱材として知られるエアロゲル工場を、それぞれ建設すると16日、発表した。いずれの工場も来年1~3月期に着工し、2024年に生産を開始する。

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世界のケミカルリサイクル市場は、廃プラスチックから抽出可能な熱分解油を基準として2020年の70万トンから2030年の330万トンへと、年平均17%以上成長するとみられている。エアロゲルは液化水素の輸送および保管や、バッテリーの熱暴走の防止など、産業用断熱材としての需要増に伴う市場拡大に期待が寄せられている。

同社は今回の投資が円滑に進むよう、忠清南道および唐津市と投資契約も交わした。これにより石門国立工業団地内の24万平方メートル規模の敷地を、新工場設立と関連した材料・製造分野への投資に活用する。

一方、忠清南道と唐津市はLG化学の事業が円滑に進むよう、多様な行政および財政支援を行う予定だ。

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