事故現場の立入禁止区域が撤去されながら、追加で発見された遺失物まで大量に届けられ、一時的に遺失物センターとして使用している体育館では新しい遺失物を登録する作業が続けられていた。
12日に訪れたヨンサン(龍山)区ウォンヒョロ(元暁路)多目的室内体育館には、静寂の中にシャカシャカとビニール袋の音だけが響き渡った。事故発生3日後の1日、遺失物センターが初めて運営を始めたときとは異なり、遺失物は一つ一つ個別包装された状態で保管されていた。コート・ジャンパー類、Tシャツなどの服は真空包装パックに入れられ、靴、化粧品など残りの遺失物はファスナー付きビニール袋に入れられていた。
警察は事故発生から13日後に事故発生地点にあった立入禁止区域を撤去しながら、250点余りの物品が追加で遺失物センターに届けられた。撤去直前に近くの下水道などを掃除しながら、大量の物品が見つかったためだ。遺失物センターの関係者は「リップスティックだけで160個が届けられて、追加で届けられた物品のほとんどが化粧品」とし「引き続き遺失物の登録作業を進めている」と述べた。
前日に警察が発表した遺失物714点を加えると、現在保管中の遺失物は計900点余りに達する。ソウル警察庁は「梨泰院事故の遺失物のうち359点を219人に返却した」とし「まだ返却されていない遺失物714点は龍山警察署に移して保管する予定」と明らかにした。
遺失物センターは13日午後8時に運営を終了する。持ち主を探せなかった物品は換気施設と除湿施設が備わった龍山警察署の書庫に保管される予定だ。現在、龍山署の書庫には防犯カメラなどが設置され、遺失物保管のための仕上げ作業が進められている。
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