ソン・フンミン、SNSに「1%の可能性があるなら…」W杯出場に意欲＝韓国

左目周辺の骨折で手術を受けた韓国サッカー代表チームのキャプテンであるソン・フンミン（30、トッテナム）が、マスクをしてでもカタール・ワールドカップでプレーしたいと覚悟を明らかにした。

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　ソン・フンミンは9日（以下、韓国時間）、自身のSNSで手術後に初めて近況を伝えた。

　SNSに代表チームのユニホームを着た自らの写真を掲載し、「先週いただいた応援と激励のメッセージに、本当に感謝したい。多くの方から応援と激励のメッセージを受けとった。目を通し、多くの力を得た」と書き込んだ。

　ソン氏は2日、マルセイユ（フランス）との欧州サッカー連盟（UEFA）チャンピオンズリーグ（UCL）・グループリーグD組最終戦で、相手選手の肩に顔を強く打ち、前半29分に交代した。

　その後、左目の周辺4か所を骨折したことが判明し4日に手術。現在、療養中だ。

　エースが不意の負傷で倒れ、今月21日開幕するカタール・ワールドカップに出場する韓国サッカー代表チームにも暗雲が立ち込めている。

　しかし、ソン氏は顔にプロテクターをしてでも、ワールドカップに出場するという強い意志を示した。

「ワールドカップで母国のためにプレーすることは、多くの子どもがサッカー選手として成長する過程で夢見ることだろう。私もその夢を今でも変わらず持っている」と述べた。

　続けて「この2年余りの間、皆さんが我慢して耐えてきたマスクを考えれば、ワールドカップで使うことになる私のマスクは何でもない。ほんの1%でも可能性があれば、その可能性にかける。残り少ない時間は、前だけを見て走っていく」と付け加えた。