韓国では、新型コロナの冬季再流行が本格化している(画像提供:wowkorea)
韓国では、新型コロナの冬季再流行が本格化している(画像提供:wowkorea)
韓国では、新型コロナウイルス感染症の冬季再流行が本格化している。

イ・サンミン の最新ニュースまとめ

一日の新規感染者は2日連続で「6万人台」を記録した。これは、去る9月15日以降55日ぶりに最も多い数値である。

このような状況に韓国政府は「冬の大流行が本格的に始まった」と診断し、防疫当局は60歳以上の高齢者と療養施設の入所者など感染脆弱(ぜいじゃく)層に対するワクチン接種率と治療薬の処方率を高める方針である。

中央防疫対策本部は、この日の午後0時基準で新型コロナの感染者が6万2472人発生したことを明らかにした。前日発表値より199人増加し、2日連続で6万人台を記録している。

重症患者数は336人で前日より24人減少した。また新たな死者数は59人で前日より29人増加した。一日の死者数が50人を超えたのは、去る9月25日(73人)以降45日ぶりである。

当局は冬の再流行が本格化したとみて、脆弱層に対するワクチン接種・治療薬の処方などを強化することにした。イ・サンミン(李祥敏)行政安全相(新型コロナ中央災難安全対策本部第2次長)は、政府ソウル庁舎で主宰した会議で「新型コロナの流行規模が4週間増加傾向を示し、感染再生産指数も3週連続で1を上回るなど、冬の再流行が本格化している様相だ」と語った。つづけて「現行の医療システム内で呼吸器感染症への同時対応が可能となるよう、管理も強化していく」とし「国民の関心度と研究価値の高い新型コロナに関する情報を民間に公開するビッグデータのプラットフォームも、年末までに構築する」と明らかにした。

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