主治医のパン・ジョンヒョ慶尚北道アンドン(安東)病院腎臓内科長は5日、病院での記者会見で、「2人は数日以内に退院できると思う。精神的や肉体的に回復の速度が非常に速い。普段からかなり体力があったようだ」と説明した。
パン氏は「スティック型のインスタントコーヒーを30袋持っていたが、これだけ救助が遅くなるとは思わず、最初の3日間で食事の代用として飲んだようだ。それがかなり役立ったのだろう。現在は一般病室にいらっしゃる」と述べた。
続いて「本人たちの話では、3日以降からは落ちてくる水滴で延命したという。食事は長時間絶食していた。そのため一度に多くの量が入ると代謝障害になる可能性があるので、少しずつ食べさせるようにしている」と付け加えた。2人は同日の昼食に少量のおかゆを食べたという。
パン氏は「長い間、光にあたっていなかった。日差しに突然あてると網膜や角膜に損傷をきたす可能性もある。そのため、3日間にわたって徐々に視力を取り戻せるようにする」と述べた。
「私が思うに、3~4日救助が遅れていたら生命を維持するのが難しかっただろう。病院到着時には体温も低く、全身に軽い筋肉の痛みもあったものの回復中」と説明した。
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