今冬のコロナ感染者、1日最大20万人を予想 = 韓国(画像提供:wowkorea)
今冬のコロナ感染者、1日最大20万人を予想 = 韓国(画像提供:wowkorea)
疾病管理庁は、今冬1日最大20万人と予想される新型コロナウイルス第7波に備え、医療対応システムの見直しに取り組んでいる。今冬、国際線の便数は2019年比、約58%の水準に回復するものと見込まれる。

4日、パク・ヒャン中央事故収拾本部防疫総括班長は定例会見で「疾病管理庁と民間の研究陣によると、今冬のコロナ流行は夏と同じ水準もしくは、さらに少ない水準と予想している」と述べた。

今夏、疾病管理庁は1日最大28万人の感染を予想していたが、実際にはこれよりも低い18万745人(8月17日)を記録した。4日、ハン・ドクス首相は中央災害安全対策本部会議で「専門家によると、今冬は一日最大20万人の感染が予想されている」と述べた。疾病管理庁は9日に開かれる会見で今後の予想と対応策などについて説明する方針だ。

現在、街中にある病院1万4026か所が呼吸器患者診療センターとして運営されており、このうち1万25か所のワンストップ診療医療機関では診療、検査、治療、処方、までワンストップでサービスを受けることができる。

パク・ヒャン班長は「10月20日から診療を受けやすいよう、外来診療時には新型コロナウイルスの症状の有無に関わらず呼吸器に異常が見られる患者はすぐに診療と検査を受けられるようにした。時間、空間を区分する制度の廃止の施行はまだ初期段階であるが、対象医療機関のうち33.5%は分け隔てなく患者を診療している」と述べた。疾病管理庁は、独自の感染管理対策を追加でアナウンスするなど、点検と広報を強化する計画だ。

一方、防疫政策の緩和で国際線運航も本格化する兆しを見せている。パク・ヒャン班長は「今冬、国際線は、コロナ禍以前の2019年比で約58%水準に回復する見込みである」と述べた。

2019年比で、東南アジアは72.2%、米州71.2%、欧州73.6%、オセアニア州は97.6%まで回復した。一方、北東アジアは1160便を認可し、2019年(2522便)比で46.0%となっている。ただし、中国航空便がまだ再開してないことを考慮しても、相当数の航空便が回復したとみていい。

また、国際旅客船も10月28日からすべての航路で運航を再開することを決めた。パク・ヒャン班長は「ロシアと日本の航路が回復しクルーズ船運航も正常化している」と述べた。

疾病管理庁は、安全な出入国のために安全と防疫を点検、管理する方針だ。パク・ヒャン班長は「空港施設と航空機、そして旅客船とターミナルは、利用前と後に周期的に消毒を実施するなど、徹底した防疫対策を行い新型コロナウイルスの感染拡大防止に努めている」と述べた。
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