北朝鮮は2日午前、東部の江原道元山付近から朝鮮半島東の東海に3発のSRBMを発射し、このうち1発がNLLの南26キロ、韓国北東部の江原道・束草の東57キロ、鬱陵島の北西167キロの公海上に落下した。北朝鮮の弾道ミサイルがNLLを越えたのは南北分断後で初めてだった。
一方、北朝鮮が3日夜に内陸部の黄海北道谷山付近から東海に発射した3発のSRBMは液体燃料を使用する旧型のミサイルとされる。「スカッド」系列だったとの見方が優勢だ。北朝鮮は、朴正天(パク・ジョンチョン)朝鮮労働党書記(軍事担当)が韓米の大規模な空軍合同訓練「ビジラント・ストーム」の期間延長に反発する談話を発表した直後にこれらのミサイルを発射した。
ロシア製短距離弾道ミサイル「イスカンデル」の北朝鮮版「KN23」や地対地ミサイル・ATACMSに似た「KN24」、北朝鮮が「超大型放射砲」と呼ぶ「KN25」など、北朝鮮が最近開発した新型のSRBMは固体燃料を用いて迅速に発射できるという特徴がある。
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