<梨泰院事故>犠牲となった中国人女性、5歳になる子どももいるのに…哀悼する声が続く(画像提供:wowkorea)
<梨泰院事故>犠牲となった中国人女性、5歳になる子どももいるのに…哀悼する声が続く(画像提供:wowkorea)
「韓国で仕事を辞めて、イテウォン(梨泰院)に初めて遊びに行ったんです。3年間、新型コロナウイルスのため、故郷にいる両親にも会えなかったのに…。5歳になる子どもはママがこの世を去ったという事実も知らずにいます」

 ソウル・梨泰院での圧死事故で犠牲となった中国人女性の状況が伝えられ、中国内で悲しみの声が続いている。

 3日、中国媒体によると、中国人犠牲者モンモンさん(仮名)は中国・遼寧(りょうねい)省出身の女性で、約8年前に韓国での生活を始めた。モンモンさんは韓国で家庭を築き、5年前に子どもを出産。彼女は最近、仕事を辞め、事故前日には新たな生活を期待し「明日の夜、梨泰院で会いましょう」とSNSにつづっていた。

 モンモンさんのおばは、「性格が明るく、笑顔も多く、人付き合いのよい子だった」と振り返る。また、「モンモンは集まりにも常に子どもを連れていた。コロナのせいで、3年間帰国できずに両親にも会えなかったが、二度と会えなくなってしまうなんて思ってもいなかった」と述べた。

 訃報に接したモンモンさんの父親はすぐに韓国入りしたが、母親は体調が悪い状態で事件を聞いたため、ショックで倒れ、韓国行きの飛行機に搭乗できなかったという。遺族は母親がいなくなったという衝撃に耐えられないと、5歳の子どもには死去について伝えていない。

 中国SNSには、モンモンさんの記事に6万人以上が共感を示し、「悲劇的すぎる」、「子どもがかわいそうだ」、「故人のご冥福をお祈りする」など哀悼するコメントが相次いでいる。


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