中国、冬を前に新型コロナ「感染者増加」…10月中徐々に増加傾向に＝中国報道

中国本土の新型コロナウイルス感染者数は10月の1か月間で徐々に増加傾向を見せ、10月31日には新たに2719人の感染者（感染確定498人、無症状感染2221人）を確認し、5日連続で感染者数が増加、約2か月ぶりに最高値を記録した。

10月中、感染者が一番少なかったのは10月1日の548人（感染確定116人、無症状感染432人）だった。

最近では広東省の感染者の増加が目立っており、同省の31日の新規国内感染者は700人であり、前日（30日）の759人から減少はしているが、依然として高い水準となっている。10月以降の広東省の累計国内感染者数は3500人を超えた。

福建省でも10月中旬から感染者が増加し、31日には新たに205人の国内感染者を確認した。その大多数が福建省の首都である福州（ふくしゅう）市に集中している。福州市では22日に最初の感染者が発生した後、31日までで累計感染者数が800人を超えている。

中国の首都北京市では、社会面（隔離管理対象以外の一般コミュニティ）で感染者が散発的に発生している。市当局は「市外からの感染例が継続的に報告されており、防疫のコントロール状況は厳しく複雑である」とした。