イ・サンミン の最新ニュースまとめ
ハン首相はこの日の午後3時、ソウルのプレスセンターで外国人記者対象の緊急会見を開き、2時間20分ほど質問に答えた。
韓国企画財政部(財務省に相当)から先月29日に配布された週間日程には、チュ・ギョンホ(秋慶鎬)経済副首相兼企画財政相が外国人記者懇談会を開く予定になっていたが、梨泰院事故後、主宰者がハン首相に変更された。
ハン首相は事故原因に関する質問に「重要な要因は結局 “群衆管理”であり、十分な制度的裏付けとこれに対する体系的な努力が不足していたようだ」と答えた。
外国人記者たちから “主催のいない行事だったからといって、はたして防止できない惨劇だったのか”、“警察の責任はどこまでなのか”、“初動措置をとらなかったことが問題だったのか”などの質問が続き、ハン首相は「警察の捜査が完結すれば、透明かつはっきりと内外のメディアに明らかにする」として、発言を控えた。
イ・サンミン(李祥敏)行政安全相が先月30日「警察と消防をあらかじめ配置することで、解決できる問題ではなかったものと把握している」と発言したことを批判する質問もあった。
これに対しハン首相は「イ行政安全相が語った内容は『警察をいくら投入してもむだだ』という意味ではなかったと考える」とし「国民の安全に最終的に責任をもち、かぎりなく責任を負うのがわれわれ政府だ。一つの理由がすべてのことを合理化し責任を免れることはあり得ない」と強調した。
ハン首相は「群衆管理制度がきちんと整っていない状況の中、限界があったのではないかということだ」とし「主体のない自発的な行事は、明確に制度的な改善をしなければならない点があるものとみている」と付け加えた。
米NBCの記者は「若者たちがそこに行ったことが間違ったことなのか。誰の過ちでもないような状況で、韓国政府の責任の始まりと終わりはどこだとみるか」と指摘した。
これにハン首相は「若者たちの過ちはまったくないと考える」とし「警察の捜査により責任を負う人がいれば当然責任を負わなければならず、国民の生命と安全に責任をもつのが政府のかぎりない責任だ」と答えた。
英国の日刊紙“ガーディアン”の記者は「セウォル号の惨事を記憶している青年たちが、再び惨事に直面した。このことについて若者たちに伝えたいことはあるか」と質問した。
これにハン首相は「すべての人がそのように意気消沈しているとは考えておらず、多くの若者はまだ自信をもって解決できると考えているとみる」とし「多くの事例をみると、韓国は依然としてきちんと対応する姿勢は確かだと考える」と答えた。
米ニューヨークタイムズの記者は「韓国では、人災が周期的に起きているという」とし「その時ごとに安全社会を政府が強調するが、なぜこのようなことが引き続き起きるのか」と質問した。
これにハン首相は「制度改善のための努力をしながら、同時にわが国民の安全に対する要求などに対して政府がより確実に応えることができるよう、さらに努力しなければならないと考える」と答えた。
英BBCの記者は「公共機関のうち、安全に総責任をもつ機関はどこなのか。梨泰院に対しては誰が責任を持つのか」と質問した。
これにハン首相は「韓国は、災難管理の主管機関を定めている。中央政府と自治体だ」とし「このような行事の場合には、大概自治体がよりすべての管理をするようになっている」と説明した。
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