韓国の李祥敏行政安全相(右)が1日午後、梨泰院ハロウィン圧死惨事に関する発言について謝罪している様子(画像提供:wowkorea)
韓国の李祥敏行政安全相(右)が1日午後、梨泰院ハロウィン圧死惨事に関する発言について謝罪している様子(画像提供:wowkorea)
韓国ソウル・イテウォン(梨泰院)の “ハロウィン圧死惨事”に関する発言により物議を醸していたイ・サンミン(李祥敏)行政安全相は去る31日「国民の安全に責任を負う担当部署(省庁)の閣僚として、この場を借りて国民の皆さまに心からおわび申し上げる」と語った。

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イ行政安全相はこの日、国会行政安全委員会の懸案報告に出席した場で「私が最近の会見で発言した内容により、傷ついた方々がいらっしゃると存じている」と語った。

イ行政安全相は「『警察の事故原因調査の結果が発表されるまでは、早まった推測や予断は慎むべきだ』という主旨で申し上げたことだったが、結果的に大切な家族を失った遺族と悲しみに暮れている国民の気持ちをくみとることができなかった」とし「このことに対し、あらためて深い遺憾の意をお伝えする」と語った。

つづけて「今回のことを機に、事故の収拾と原因究明に力を注ぎ、大型事故の再発防止のため最善を尽くしていくことを約束する」と語った。

去る29日に発生した梨泰院ハロウィン圧死惨事において、“当局の事前の備えが不十分だった”という指摘に対し、イ行政安全相は「警察と消防をあらかじめ配置することで解決できる問題ではなかったものと把握している」と発言したことから物議をかもした。

この日のイ行政安全相の謝罪の前に、与党“国民の力”所属のイ・チェイク国会行政安全委員長は「特に懸念されるほど多くの人波が集まっていなかったとしても、警察や消防の人力投入が適正水準であったかのように受け取られる発言は、その主旨に関係なく深い悲しみに暮れている遺族と国民の情緒とは隔たりがあったとみるしかない」と指摘した。

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