SPL平澤製パン工場死亡事件は窒息死と推定…国立科学捜査研究院の所見が出る＝韓国

キョンギド（京畿道）ピョンテク（平澤）市にあるSPC系列のSPL製パン工場でパンソースの配合作業中に事故に遭った20代労働者の死亡原因は‘窒息死’と推定されるという国立科学捜査研究院の所見が出た。

21日、捜査当局などによると、国立科学捜査研究院はAさん（23）を解剖し、‘窒息による死亡と推定される’との内容の口頭所見を警察などに伝えた。

Aさんは15日の午前6時20分ごろ、サンドイッチに入れるソースの撹拌（かくはん）機を稼働していたところ、機械の中に上半身が入る事故に遭い死亡した。雇用労働部は、今回の事故は撹拌機に挟まれないための防護装置など、基本的な安全措置がないことから発生したと見ている。

Aさんの死亡原因に対する正確な解剖結果が出るまでには、さらに時間がかかる予定だ。

警察は事故責任のある工場関係者1人を業務上過失致死の容疑で在宅起訴し、SPCグループ系列のSPL本社と製パン工場などを家宅捜索するなど、事故経緯を調べている。

遺族は弁護人を通じて重大災害処罰法違反および産業安全保健法違反の容疑でSPL株式会社、カン・ドンソクSPL代表理事、安全保健管理責任者を雇用労働部京畿支庁に告訴した。

また、業務上過失致死の容疑でSPL安全保健管理責任者を京畿道平澤警察署に告訴した。SPLはSPCグループの系列会社で、SPCフランチャイズの売場にパン生地と材料などを納品している。