尹錫悦大統領(画像提供:wowkorea)
尹錫悦大統領(画像提供:wowkorea)
15日、ピョンテク(平澤)SPC系列製パン工場で20代の女性労働者が死亡した事故に関し、警察が捜査を拡大している。

16日、キョンギド(京畿道)平澤警察署によると、事故当時、Aさん(23)は高さ1メートルを超える配合機に食材を入れてサンドイッチソースを作る作業をしていたが、上半身が配合機内部の機械に挟まれる事故に遭い死亡した。

現場にはAさんを含む他の職員1人が他にいた。しかし、当該職員が席を外している間に事故が起きたことが分かった。事故当時、現場を映す監視カメラもなかったため、警察は現場の状況とAさんの同僚や会社関係者の供述などをもとに、事故の経緯などを把握している。また、Aさんの死因を明らかにするため、国立科学捜査研究院に遺体の解剖を依頼する方針である。

警察側関係者は「事故経緯、事故が起きた業者側の安全守則違反の有無なども調べている。違反事項が明らかになれば、関係者を業務上過失致死嫌疑で立件し、捜査を継続する予定だ」と述べた。

事故が起きたSPC系列SPL事業場は重大災害処罰法の適用対象である。雇用労働部も作業中止を命令した後、事業場側の重大災害処罰法・産業安全保健法違反の有無を調査している。

なお、今回の事故で亡くなったAさんはSPLグループの正規職として入社し、2年6か月経過した社会人であることが確認された。

ユン・ソギョル(尹錫悦)大統領はこの日「正確な事故経緯と共に構造的な問題はなかったのか把握せよ」と指示した。

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