キム・ゴンヒ の最新ニュースまとめ
探査報道専門メディア「ニュース打破」のシム・インボ記者は14日の夕方、MBCラジオ「ピョ・チャンウォンのニュースハイキック」のインタビューでこのように述べた。前日、「ニュース打破」はキム大統領夫人がドイツモータースの株式で10億5000万ウォン(約1億800万円)の収益を得たとし、大統領選挙当時にユン・ソギョル(尹錫悦)大統領が「逆に数千万ウォンの損害を被った」として株価操作疑惑を否認したことが虚偽であった可能性が高いと報道していた。
シム記者は「裁判の過程で出てきた新しい事実と、これまで集めた様々な取引データを総合し、キム大統領夫人がいつ、いくらで何株を売買したのかを調べ直した。すると、2010年1月から2011年1月までの1年間で、17億ウォン(約1億7500万円)を投資して10億5千万ウォンの利益を上げたと算出された」と説明した。
シム記者は「最初に17億ウォンを投資したが、2010年1月に最初に株式を買い集めて約10月頃に全量を売った。この時、3億5千万ウォン(約3600万円)程度の利益を得て、その次に10月にすでに買い集めていたものを全て売った後、再びドイツモーターズの株式を買い始め、2011年1月にやはり残らず全て売って6億8000万ウォン(約7000万円)程度の収益を上げた」とし「これを二つ合わせて、正確に言えば10億5051万ウォンの収益を得たことが分かった」と説明した。
裁判の過程で明らかになった取引データを総合すれば、キム大統領夫人が2回の株式取引で計10億ウォンを超える利益を得たということになる。
シム記者はキム大統領夫人が株式を一括処分した後、再び買い入れて利益を得た点にも注目している。シム記者は「大統領選挙期間中、尹錫悦陣営側、そして尹錫悦候補は最初はよく知らずにゴールドマンサックス出身という株価操作師に口座を任せたのは事実だ。この人がドイツモータースの株式を買い集めたが、後になってこの人が信用できなくなり、この人と絶縁して残った株式を売っただけだと、このように釈明した」と指摘し、これがキム大統領夫人が株式を全量売却した後、再び大量買収した事実と相反すると指摘した。
シム記者は「その釈明が事実ならば、1回の投資のみを行っていなければ話が合わない。その人が勝手に買った株式を持っているわけにはいかないので、とにかく売ったというだけなら一度買って一度売ることで終わるべきだ」として「2010年10月に株価操作チームが替わり、新しい作戦が練られて株価が上がったばかりの時に、買った株式を全て売ってすぐに再び買って株価上昇で大きな利益を得た」と指摘した。
キム大統領夫人側の釈明どおり、代理投資を任せただけなら、株式をすべて売った後、再び大量に買い入れて利益を得たのはつじつまが合わないという指摘だ。特に、再買収期間が2回めの株価操作作戦の価格つり上げ時期と重なるという点も疑わしいと説明している。
シム記者は「とにかく尹大統領側の釈明は少なくともその部分においてだけはうそだということが確認された」と強調した。
シム記者は、2010年度の個人投資家の平均利益率が2%にとどまっていたにもかかわらず、キム女史のドイツモーターズの投資利益率が61%にも達した点も問題として指摘した。シム記者は「途方もない投資実力や確実な情報がなければ非常に得にくい利益率」と説明した。
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