尹錫悦大統領(画像提供:wowkorea)
尹錫悦大統領(画像提供:wowkorea)
大統領室は11日、大統領室が国民の力(与党)と事実上、戦術核の再配置を推進するための方案を水面下で論議してきたという一部の報道内容を全面否定した。大統領室はこの日、メディアへの公示で「戦術核の再配置に関し、与党といかなる議論も進めたことはないことをお知らせする」と明らかにした。

あるメディアはこの日、大統領が約1か月前に与党に戦術核の再配置を含む核武装環境づくりを提案し、友好世論づくりのための議論を続けてきたと報じた。

ユン・ソギョル(尹錫悦)大統領はこの日午前、大統領室への出勤途中の質疑応答で「我々も戦術核の再配置をすべきではないかという意見があるが」との質問に「大統領として公開的に考えを表明できる問題ではなく、米韓朝野の様々な意見を傾聴し、調べている」と述べた。

これに関し、大統領室の主要関係者は午後のブリーフィングで「戦術核の再配置に対する大統領室の正確な考えは何か」との質問に「尹大統領が以前と異なる考えを述べたとは感じなかった」と答えた。この関係者は「今後どんな状況が展開するか速断しにくいので、そのような点を一緒に含めたのではないかと思うが、基本的にこれまでの考えと変わったことはないと見られる」と付け加えた。

尹大統領は8月17日、就任100日の記者会見で「核拡散禁止条約(NPT)体制を最後まであきらめずに守る考えだ」と述べ、戦術核の再配置に事実上否定的な考えを示した。

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