まず、簡単なプロフィールを調査した。
「CRAVITY」は、2020年4月14日にSTARSHIPエンターテインメントからデビューした、9人組のボーイズグループである。デビュー前には、メンバーのジョンモ、ウォンジン、ミニ、ヒョンジュンが「PRODUCE X 101」にSTARSHIPエンターテインメントの練習生として出演。同年、オーディションに受かったミニとヒョンジュンが「X1」のメンバーとしてデビューしたが、翌年にX1が解散。約2か月後には、「CRAVITY」というグループ名やメンバー発表がなされ、同年デビューした。メンバーはセリム、アレン、ジョンモ、ウビン、ウォンジン、ミニ、ヒョンジュン、テヨン、ソンミンの9人である。
「PRODUCE X 101」を鑑賞済みの筆者は、ジョンモ、ウォンジン、ミニ、ヒョンジュンの4人のことは勿論知っている。ただ、コンセプト評価で披露した曲「Pretty girl」のかわいいイメージが非常に強い。STARSHIPエンターテインメントからデビューしたグループは、「かっこよさ」みたいなものがどこかある印象だが、MVではどうなっているのだろうか。
それに加えて、「PRODUCE X 101」出演組の4人の成長に驚いた。あの頃観ていたかわいい少年は、なんとも爽やかな青年に成長していた。あどけなさは今も残っているけど、「成長したんだな」と、どこか親心が出てきてしまう。そして、ちゃんとかっこよくもなっていた。一番の好印象は、まだちゃんとかわいらしさが残っていることだ。彼らのイメージには、やはり「かわいい」が先行している分、「男性」が前面に出過ぎているとギャップに距離を取りたくなる場合がある。だが、少年から青年へと成長している分だけの“かっこよさ”が衣装や振付で表現されていたので、それも良かった。