韓国で翻訳出版された川端康成の短編選「散りぬるを」の表紙(文学トンネ提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
韓国で翻訳出版された川端康成の短編選「散りぬるを」の表紙(文学トンネ提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】日本のノーベル文学賞作家、川端康成の初期の代表作を収めた短編選「散りぬるを」がこのほど韓国で翻訳出版された。

 川端の文学は「喪失」をテーマとし、多くの作品で虚無や死、孤独などが表現されている。

 韓国の出版社「文学トンネ」から出版されたこの短編選は、川端が生涯に残した約200作の短編小説のうち、死のイメージに貫かれた「抒情歌」「禽獣」「散りぬるを」など7編を収録した。このうち「青い海黒い海」「春景色」「水晶幻想」「それを見た人達」の4編は韓国で初めて紹介される作品となっている。


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