夕食会であいさつする尹大統領=19日、ソウル(聯合ニュース)
夕食会であいさつする尹大統領=19日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が国会議長らに対し、「大統領は国の危機管理と外交・安全保障分野を多く担い、議会が国政の中心にならなければならない」と述べたことが分かった。19日に金振杓(キム・ジンピョ)国会議長ら国会議長団を大統領室に招いて開いた夕食会で述べたと、出席者が21日、聯合ニュースに明らかにした。9月の通常国会開会を前に協治(協力の政治)に努める意向を示し、国政のパートナーである野党の協力を求めたものとみられる。 夕食会では選挙法改正や大統領制に関する改憲なども取り上げられた。金氏が「国民統合型」の改憲に言及し、尹大統領に決断を求めたほか、改憲に関連する選挙法や政党法の改正も議論すべきだと表明。尹大統領は「私は政治改革全般について考えが開かれている。韓国の発展に必要なら議論できないテーマはない」と応じたという。ただ、改憲について直接的な言及はなかったもようだ。 また、2030年の国際博覧会(万博)の釜山誘致について、尹大統領は「国会が超党派の議員外交で支援してほしい」と強調し、政財界が力を合わせて広報に最善を尽くすよう要請した。 
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