米国の名門オーケストラ、ニューヨーク・フィルハーモニックが来年2月の平壌公演に北朝鮮側と合意したなか、平壌公演終了後にソウル・芸術の殿堂で公演することも検討されていることが分かった。ボイス・オブ・アメリカ(VOA)が15日、ニューヨークフィル平壌公演を提案、推進してきた、テプン国際投資グループのペ・ギョンファン副総裁とのインタビューを報じた。同グループは北朝鮮が香港に設立した多国籍投資機関。
 ペ副総裁は、ニューヨークフィル平壌公演を急進展させたのは、米国のヒル国務次官補(東アジア担当)とそのパートナーである核交渉代表らだと述べた。北朝鮮当局は昨年11月にグループが平壌公演を提案した当時、特に重視していない様子だったが、最近の米朝関係正常化の動きのなかで、かなり積極的な姿勢に変わっていったという。

 公演会場については当初、牡丹峰劇場が検討されていたが、北朝鮮最大規模で最新の音響装備を備える東平壌大劇場をニューヨークフィル側が選択し、北朝鮮側がこれを受け入れた。ニューヨークフィル平壌公演は2月26日、東平壌大劇場で行われる予定だ。ソウル公演が実現すれば、27~28日になる見込み。


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