23日(現地時間)CNNは韓国の若い世代が自分とよく合う人を見つけることにかける時間と費用を節約するためにMBTIテストを積極的に活用していると報道した。
ソウルに住む大学生のイさん(23)はメディアとのインタビューで、「私は新しい人に会うと自分のMBTI類型を明かす」とし、「最近はみんなが性格類型を知っていて、私がENFPだと言うとみんなは私がどんな人なのかすぐに理解する」と話した。
MBTIテストの人気を受け、企業も関連商品を発売している。パラダイスグループは各MBTI類型にぴったりな休暇の旅行地を勧めるサービスを提供している。手作りビールメーカーの「チェジュ(済州)ビール」は、MBTI類型を表すアルファベットが書かれた缶ビールを発売した。
専門家らは若い世代が最近の就職難や住宅価格の上昇、硬直した職場文化などの不安な状況に置かれてることで、気の合う人を早く見つけられる効率的な手段としてMBTIに注目していると分析した。タングク(檀国)大学心理学科のイム・ミョンホ教授は、「最近は(新型コロナウイルスにより)不安が高まったことで、心理的に頼れる場所が必要になっている」とし、「人はどこかの集団に属すると不安が和らぐため」と説明した。
しかしMBTIに依存し過ぎるのは危険だとの指摘もある。これまで学会ではMBTIテストが結果の一貫性に欠け、多様な性格を一般化し過ぎると批判されてきた。イム教授は、「人びとがMBTIの質問に事実と異なる回答をする場合が多い」とし、「MBTIが誰かを排除し避けることに使用されるのはテストの意図とかけ離れている」と指摘している。
MBTIは1944年にキャサリン・クック・ブリッグスとイザベル・ブリッグス・マイヤーズ母娘が心理学者のカール・ユングの理論をもとにつくった性格類型検査だ。第二次世界大戦後、女性の社会進出と参戦者の再就職のための適性検査のツールとして活用された。外向・内向、感覚・直観、思考・感情、判断・知覚の4指標に基づき性格を16類型に分類し、各類型を4つのアルファベットの組み合わせで表す。
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