高旼廷、共に民主党議員(画像提供:wowkorea)
高旼廷、共に民主党議員(画像提供:wowkorea)
コ・ミンジョン(高旼廷)共に民主党議員が、次期指導部を選出する8月28日の全党大会で最高委員選挙に出馬すると12日宣言した。

高議員はこの日の午前、国会疎通館で記者会見を行い「1人の英雄が世の中を変える時代は終わった。共に民主党は誰かの党ではなく、われわれの共に民主党であり、誇らしいわれわれの共に民主党でなければならない。共に民主党は私だけが立て直せるという独善的思考では共感を得ることもできないだけでなく、互いに対する傷だけが深まるだけである」と明らかにした。

このような発言に関して高議員は「特定の個人を念頭に置いていない」と述べたものの、有力な党代表候補であるイ・ジェミョン(李在明)議員に対する発言だと解釈される。

高議員は「発足から2か月経ったユン・ソギョル(尹錫悦)政府の急落する支持率よりもっと心配なのは、われわれが苦労して積み上げた民主主義がすぐさま後退するのを見ているしかないかも知れないという恐れである。民主主義の後退と民生の危機の前で、共に民主党が進むべき道は明らかだ。尹政府をけん制して歴史の退行を防ぎ、誰よりも先頭に立って民生に取り組む『強い野党』の道である」と強調した。

また「われわれの力だけですべてのことができるといううぬぼれに陥り、数多くの人たちとの連帯をおろそかにしたのではないかと振り返ることになる。不安と不平等の時代へと再び根本に戻り、共に民主党の根を堅固に生やさなければならない。水は低いところへと流れ、海となるように連帯を通じた希望を作らなければならない」とも述べた。

続いて「危機の民生現場に共に民主党が一緒に動く。民生実践団の活動を強化し、民生改革議題に同意するすべての政党、市民社会と一緒に『民生政治連席会議』を構成し、民生改革課題を着実に粘り強く推進する。尹錫悦政府の違法的暴挙や独走には法律支援団の拡大改編、政策力量強化を通じて断固として対応する」と約束した。

元KBSアナウンサーの高議員は2017年にムン・ジェイン(文在寅)元大統領の大統領選挙キャンプに合流して政界に足を踏み入れた。文元大統領の就任後は副報道官を経て大統領府報道官を務め、これをもとに21代総選挙で当選した親文在寅系の人物である。

記者会見を終えた後、記者たちが派閥内の対立を尋ねると「現在、党員や議員たちに聞くと『親文在寅ではない』と話す人がいるだろうか。党代表になる方が解決しなければならない最初の宿題は、党の中で互いを分ける文化をなくすことである」と述べた。

さらに「文元大統領と出馬について相談したか」との質問に対し「ない。大統領選挙が終わったと同時に政治家の高旼廷として、私の政治、私の道を進まなければならないと決心した。その結果、本日、最高委員への出馬まで来た」と答えた。

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