尹大統領「宇宙経済時代、果敢な投資をしていく」＝韓国

「ヌリ号（韓国初の国産ロケット）が大韓民国の宇宙経済時代を開いた。われわれはヌリ号の発射成功により、衛星技術と発射体技術を同時に備えた世界7大宇宙強国になった。本格的な宇宙経済時代を開くため、政府も果敢に投資をしていく」

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韓国のユン・ソギョル（尹錫悦）大統領はきのう（6日）、韓国航空宇宙研究院で開かれた宇宙経済ビジョン宣布式で、ヌリ号成功をけん引した研究陣の労苦をねぎらい先のように語った。

この日の宣布式にはイ・ジョンホ（李宗昊）科学技術情報通信相、イ・サンニュル韓国航空宇宙研究院長と研究陣、ヌリ号開発参加企業、キューブ衛星を開発したソウル大学・ヨンセ（延世）大学・チョソン（朝鮮）大学・KAIST（韓国科学技術院）の大学生40余人が出席した。

尹大統領は「航空宇宙庁を立ち上げ航空宇宙産業を体系的に支援し、衛星と発射体開発を超え探査ロボット・宇宙実験装備の開発など、宇宙空間で必要な技術開発を積極的に支援していく」と強調した。

また「『われわれの未来は、国家競争力の核心分野である宇宙にかかっている』といっても過言ではないことから、宇宙分野の技術力と産業インフラを着実に築き、これを基に宇宙産業の競争力を確保していかなければならない」とし「われわれの衛星技術競争力とヌリ号の成功により立証された発射体技術を企業に移転して産業競争力を強化し、韓国型衛星航法システム（KPS）と6G通信衛星を連携して自動運転車・ドローン・UAM（都心航空交通）などのようなサービス産業を本格化していかなければならない」と語った。さらに「これを通じて、これまで宇宙先進国だけが可能であったと認識されてきた宇宙探査・宇宙資源の採掘・宇宙インターネットなどに対しても、われわれが積極的に挑戦すべきだ」と語った。