科学技術部は7日、呉明(オ・ミョン)副首相(科学技術部長官を兼任)が、マレーシア、ベトナム、中国を歴訪し、対アジア科学技術外交を推進すると明らかにした。
 科学技術部によると、呉副首相は8日にマレーシアでナジブ副首相に会い、小型人工衛星の製作や試験設備の構築など宇宙分野の協力拡大について話し合い、生物多様性共同研究センターの設立に向け覚書(MOU)を締結する。

 呉副首相は11日にはベトナムを訪問し、フォン科学技術相ら高官クラスの官僚に韓国の原子力技術などを紹介し、国内の原子力発電技術のベトナム進出を打診する。また、13日からは中国を訪問し、雲南省昆明の農業科学院と「韓中生物多様性共同研究センター」設立に向けた覚書(MOU)を締結するなど、中国との生物多様性に関する協力も推進する。

 科学技術部の関係者は、「今回の訪問を通じ、原子力部門の協力のほか、アジア圏の生物多様性協力ネットワーク構築作業も推進されるだろう」と話した。今後、南アフリカ共和国との生物支援協力が推進されれば、中南米とアジア、アフリカをつなぐ生物多様性協力ネットワークが完成するという。


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