中国・唐山市の女性暴行事件を取材していた記者が警察に拘束される(画像提供:wowkorea)
中国・唐山市の女性暴行事件を取材していた記者が警察に拘束される(画像提供:wowkorea)
中国・河北省唐山市で10日に発生した女性に対する暴行事件について、同事件を取材しようとした記者が警察に8時間にわたって拘束されていたことが分かった。

 中国メディアによると、拘束されたのは貴州広播電視台の記者。彼が事件のあった飲食店を取材していたところ、同店の店長が警察に通報した。記者は警察に連行されたが、理由は明らかにされず、警察官は「調査に協力しろ」と繰り返した。

 その後、警察官は交番で記者を地面にひざまずかせ、彼の身分証明書や携帯品を没収した。さらに携帯電話に残されたチャットの記録を見せるよう求めた。記者は8時間後に釈放されたが、調査に関する公的書類は一切提供されなかったという。

 唐山市では今月10日、飲食店で男が女性客の髪をつかんで店外に引きずり出して殴る蹴るなどの暴行を加える事件が起こり、大きな問題となっていた。

 今回の記者拘束に関して、ネットユーザーからは「唐山にはもう気軽に行けない」「なるほど、(事件の)報道が出ないわけだ」といった反応が出ている。
Copyrights(C)wowkorea.jp 106