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北朝鮮の外交方向性提示など注視 今月上旬に党中央委総会=韓国当局
【ソウル聯合ニュース】韓国統一部の当局者は2日、北朝鮮が今月上旬に開催予定の朝鮮労働党中央委員会第8期第5回総会で南北関係と外交問題を取り上げる可能性が高いとの見方を示しながら、北朝鮮の発表内容を注視する考えを明らかにした。 この当局者は記者団に対し、北朝鮮が昨年12月の第4回総会で対韓国、対外の分科を構成して議論したと説明し、「今回も新型コロナウイルスの状況をはじめ、南北、対外関係が討議される可能性が高い」と述べた。 北朝鮮は第5回総会に関し、2022年度の党と国の政策の実行状況に対する中間評価を行い、重要な問題を討議、決定すると発表している。 韓国の当局者は、北朝鮮が新型コロナの感染拡大を考慮して総会の出席者を最小限に抑えると予想。「産業、農業、防疫など人民生活と直結する事案を含め分野別の政策を評価し、今後の方向性を提示するだろう」との見方を示した。韓国としては「今年度事業の中間評価の結果と今後の対内外政策の方向に注目しながら関連動向を注意深く見守る」と説明した。 北朝鮮の党中央委員会は、党大会が開催されない時期の最高指導機関で、1年に1回は総会を招集して重要な問題を議論・決定し、党指導部の人事・組織問題も取り扱う。 委員会は250人程度からなるようだ。昨年1月の第8回党大会の時点で委員は金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)を含め139人、候補委員が111人だったとされる。 総会は中央委員会の各部署、省・中央機関、市・郡、主要工場・企業所などの幹部が傍聴できる。 韓国の当局者によると、総会は金正恩政権下で11回開催された。通常は1日で終了するが、このところの総会は分科での討論などが行われ、4~5日にわたることもあるという。

