北朝鮮、発熱者累計200万人超え…死者は2人増え65人に

北朝鮮の新型コロナウイルスの感染者とみられる発熱者数が200万人を超えた。

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　労働党機関紙「労働新聞」は20日「4月から19日午後18時現在までに発生した全国的な発熱者総数は224万1610人で、そのうち148万6730人余りが全快し、75万4810人余りが治療を受けている」と報じた。

　去る12日、新型コロナウイルス感染症の発生事実を公開してから8日で累計発熱者が200万人を超えたのだ。

　北朝鮮の国家非常防疫司令部によると、18日午後6時から19日午後6時まで全国的に26万3370人余りの発熱者が新たに発生し、死者は2人増え計65人となった。

　北朝鮮の新型コロナウイルス感染者と推定される発熱者の規模は、12日の1万8000人余りを皮切りに、13日17万4440人、14日29万6180人、15日39万2920人、16日26万9510人、17日23万2880人、18日26万2270人、19日26万3370人で15日にピークに達したが、20万人台が続いている。

　しかし、北朝鮮の劣悪な保健体系や検査装備の不足などを考慮すると、北朝鮮の発表を額面どおり信頼することは難しそうだ。

　国家情報院は前日非公開で行われた国会情報委員会全体会議で「北朝鮮が4月末から新型コロナウイルスが多く広がり始めたが、その前にすでに百日咳、麻疹、腸チフスなど水因性伝染病がかなり広がっており、4月末に閲兵式をして新型コロナウイルスまで広がった」とし「北朝鮮が発表する統計値案には相当数の新型コロナウイルスではなく、発熱水因性伝染病の数字が含まれていると見なければならない」と報告した。

　国家情報院はまた、まだ北朝鮮にワクチンが入ったことがないと把握されているとし、キム・ジョンウン（金正恩）総書記も新型コロナウイルスのワクチンを接種していないものと推定されると明らかにした。