韓日百貨店協会による懇談会(韓国百貨店協会提供)=22日、ソウル(聯合)
韓日百貨店協会による懇談会(韓国百貨店協会提供)=22日、ソウル(聯合)
韓国百貨店協会は22日、ソウル市内のホテルで日本百貨店協会に加盟する関西地方の百貨店社長団30人余りを招待して懇談会を行い、両国の百貨店業界の活性化について意見を交わした。両協会は相互交流強化のため、2005年に相互訪問し初の交流懇談会を開催している。
 今回の懇談会には、韓国側協会の会長を務める新世界の石康(ソク・カン)百貨店部門代表、ロッテ百貨店の李哲雨(イ・チョルウ)社長、現代百貨店の閔亨東(ミン・ヒョンドン)社長、ギャラリア百貨店の梁ウク(ヤン・ウク)社長、日本側からは中村胤夫会長(三越相談役)、近畿百貨店協会の中川文雄会長(近鉄百貨店社長)らが出席した。

 日本の社長団らは前日にロッテ、新世界、現代などの百貨店を視察しており、中村会長は、日本の多くの百貨店は長い歴史を持っているのに対し、韓国の百貨店は30年ほどの歴史にもかかわらず変化と発展を遂げており、驚かされたと感想を述べた。また、日本では百貨店戦略ノウハウを学ぶために欧米を主に参考にしてきたが、韓国百貨店のIT産業を通じた販売戦略とホームショッピング運営など多様な販売戦略に感動を受けたと評価した。

 中川会長も、「韓国の百貨店は活気にあふれ多くの人が動いており感動した。日本と異なる安定したシステムを持つ百貨店の姿が見られた」と述べ、もっと早くから韓国の百貨店を見るべきだったと反省させられたと、視察の感想を伝えた。これに対し石会長も、これまで自身は100回以上日本を訪れているが、現在も日本について学び続けていると述べるなど、互いを評価する言葉を交換した。

 また中川会長は、ロッテ百貨店を訪問した際、日本よりも顧客層が幅広い点が印象的だったとし、それに応じた経営戦略を立てたことが成功要因だろうと述べた。また、若者をターゲットにした戦略と在庫を創出しない戦略、高品質で多様な商品郡なども印象深かったとしている。


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