文大統領退任を控えて南北首脳の親書交換…「深い信頼を示す」(画像提供:wowkorea)
文大統領退任を控えて南北首脳の親書交換…「深い信頼を示す」(画像提供:wowkorea)
韓国のムン・ジェイン大統領の退任を控え、南北首脳が親書を交換した。

キム・ジョンウン の最新ニュースまとめ

 朝鮮中央通信は22日、ムン大統領が今月20日にキム・ジョンウン北朝鮮国務委員長に親書を送り、キム・ジョンウンは21日に返信したという事実を伝え、「南北首脳は親書を通じて温かい挨拶を交わしていた」と伝えた。

 ムン大統領は親書で「これまで困難な状況でも南北首脳が手を取り合い、朝鮮半島の平和と南北間の協力のために努力してきた」と言及した。さらに「退任後も南北共同宣言が統一の土台になるよう心を共にする意思を表明した」と同通信は伝えた。

 これに対してキム委員長は、「南北首脳が歴史的な共同宣言を発表し、全民族に未来への希望を与えた」と回顧し、「任期最後まで民族の大義のために心を込めてきたムン・ジェイン大統領の苦悩と功績について高く評価した」と報じた。

 同通信は両首脳が「お互いが希望を抱いて努力を傾けていけば、南北関係が民族の念願と期待に合わせて改善され発展するという見解を共にした」と明らかにした。そして「お互いに南と北の同胞たちに温かい挨拶を伝えた」と報じた。

 同通信は南北首脳の親書交換が「深い信頼心の表れ」と評価した。 同記事は、北朝鮮の全国民が読む労働新聞には掲載されなかった。

 大統領府は、北朝鮮が南北首脳の親書交換の事実を報道すると、1時間後にこれを確認した。同日午前中に関連内容をブリーフィングする予定だ。

 南北首脳は、キム委員長が2018年2月に大統領府を訪問したキム・ヨジョン党中央委員会第1副部長を通じて、ムン大統領の平壌訪問を要請する親書を送ったのを皮切りに、随時親書を交換してきた。

 2019年の米北間の「ハノイ・ノーディール」、さらに2020年6月の北朝鮮の一方的な通信線遮断により、南北間対話が事実上途絶えている中でも、南北首脳は親書の疎通を続けてきたという。
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